「ディズニー」といえば乙女のカルチャー。一方で、乙女以外のファンがいてはダメなのかといえば、そんなことは決してないと思っています。なぜなら、こんないい年したお兄さん(おっさんとは言わないで)の私が、現にディズニーのガチファンだからです。
休日の楽しみは、ブルーレイで過去のディズニー映画作品を楽しむこと。同じ作品を何回も見るので、妻には飽きられてしまいました。そんな私の興味の矛先は現在、有名画家クリスチャン・ラッセンの作品が鑑賞できる「アールビバン」の展示会に向けられています。こちらでは、ラッセン作品に興味が湧いたきっかけやアールビバンの展示会情報についてお伝えします。
私がどれくらいディズニー好きかを語らせてもらう
このページの目次
まずは私が抱いているディズニーへの深い愛を語らせてもらうとしましょう。
ご存知のとおり、ディズニーランドは夢の国。国の門はあらゆるドリーマーに開かれているものの、事実上乙女の国であることは否定できません。ランドの入場者は圧倒的に女性が多数。私も一人でランドに行く勇気はありません。
私がディズニーを好きになったきっかけは、映画作品の完成度に触れたことです。ファーストインパクトは、1991年公開の『美女と野獣』でした。ミュージカルをそのまま封じ込めたような作風と美麗なアニメーションに心を打たれたものです。それ以来、「ディズニー」と名のつく映画作品はすべて鑑賞しています。近年では親しみやすいキャラクターが登場しながらもシビアな問題を扱った『ズートピア』も名作でしたね。純粋なディズニー作品ではないものの、『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』もお気に入り。
やっぱり、最初に衝撃を受けた作品は特別でして、『美女と野獣』の野獣ことアダムはお気に入りのキャラクターです。『ナイトメアー・ビフォア・クリスマス』のジャックも好きですね。ディズニーというと女性キャラばかりが取り沙汰されがちですが、男性のキャラも魅力的なんですよ。
今となっては笑えるエピソードですが、私のディズニー好きがこうじて彼女を引かせてしまったことがあります(笑)。私の勝手なイメージでは女性はみなディズニーが好きだと思っていたのですが……。私が熱弁するディズニー映画論が当時の彼女を辟易させてしまっていたようです。最初は一生懸命聞いてくれていた彼女ですが、ほどなくしてサヨナラすることになってしまいました……。
ラッセンが描くミッキー&ミニーが美麗すぎて
そんな私の身の上話はさておき、私が今興味をひかれているのがクリスチャン・ラッセンの展示会です。
「ディズニーの話から、なぜラッセンの話?」と思われる方は多いかもしれません。実は、彼はディズニーキャラクターの絵画を多数発表しているのです。
私がディズニー映画にハマった理由のひとつはアニメーションの美しさです。ディズニーが展開しているアートワークへと興味をひかれるようになったのは自然な流れでした。インターネットでディズニー関連のアートワークを調べていると、見覚えのあるマリンアートが……。なんと、あのクリスチャン・ラッセンが、ディズニーの公認アーティストだというではありませんか。
ラッセン作品特有の美麗さは、ディズニーキャラの絵画にも反映されています。ディズニーはラッセンへのオファーにあたり、次のようなオーダーを出したそうです。
「絵に魔法をかけてくれ」
このオーダーどおり、ミッキーの絵にもミニーの絵にも魔法が宿っています。『ファンタジア』のミッキーなんて、本当にラッセンに描かれるために生まれてきたような造形ですよ……。
しかし、私が見たのは所詮Web上の画像ファイルに過ぎません。「この魔法を、肉眼で、大きなサイズで確認したい」という欲求が生まれるのは時間の問題でした。そうして私の中に芽生えたのが「展示会に行く」という選択肢だったのです。
アールビバンの展示会の評判を調べてみた
以上のような経緯で、私は「ラッセンのディズニー絵画が鑑賞できる展示会」の情報を探し始めました。やがて、「アールビバンという会社がラッセンやディズニー絵画の展示をしているらしい」という情報にたどり着いたのです。この会社について調べるうちにわかってきたことをお伝えします。
■そもそも展示会ってどんなもの?
そもそも私には「絵画の展示会」に関する初歩的な知識すらありませんでした。調べていくうちに展示会と同じように使われている「展覧会」という言葉があるのに気づきました。まず私は、展示会の定義や、展覧会との違いについてはっきりさせることにしました。
「展示会」とは主に商品の販売を目的としたイベントであり、無料で入場できるケースが多いようです。対して展覧会はシンプルに「作品を見てもらうこと」が目的だと考えられています。
■アールビバンの展示会の評判
続いて私は「アールビバン」という会社について調べてみました。
クリスチャン・ラッセンをはじめとして、さまざまなアーティストの展示会を開催しているようです。ラッセンは単独での展示会が多いようですが、「ファンタジーアート展」「Dream Art World」「スターウォーズ展」など、テーマにそった絵画が鑑賞できる展示会も開催されています。また、ディズニー公認アーティストがラッセンの他にも多数いることがわかりました。
アールビバンのホームページでは、各アーティストに寄せられたファンメールも確認できます。ラッセンなどディズニー公認アーティストに贈られたコメントをピックアップしてご紹介しましょう。(アールビバンHPから引用)
クリスチャン・ラッセンへのファンメール
- 昨年、初めて絵画展を見に行きました。写真じゃないだろうかと思いました。ステキな絵画ばかりに魅了しました。また、絵画展があるとTVCMを見てさっそく予約しました。早く絵画を見たくて楽しみです。
- ラッセンさんのことは、以前から知っていましたが、先日、テレビで私生活などが放送されていた中での、自宅内の絵や、オブジェが、とても印象深く生き方や、生まれながらにもっている感受性に深く心を打たれました。これからも、海を愛しサーフィンを愛し、怪我のないよう、末長い ご活躍を心から願っています。このような気持ちを抱かせていただき、ありがとうございます。
- めっちゃラッセンの絵大スキです♡♡書いてあるんじゃなくて写真のように見える絵めっちゃヤバいです(*^_^*)
デビッド・ウィラードソンへのファンメール
- 来週大阪に来阪とお聞きしました。お会いできること楽しみにしています。
- 先生の作品は、他の方と違い仲間たち集合はないが、一人のキャラクターにて元気を与えてくれます‼︎作品と共に疲れた身体を元気づけて明日も一日を頑張る気持ちをくれます。また、朝起きて仕事行く時は、行ってらっしゃいと言うように仕事を楽しみにしてくれます。
- いつも、わくわくするライブをしてくれて本当にありがとうございます。どんな作品になるのか、いつもドキドキしてライブを見ています。瞬間、瞬間がとても楽しいひと時です。そして、家にある先生の作品たちが、いつも元気な気持ちを分けてくれます。作品たちに囲まれて、私は本当に幸せです。また、お会いできるのをお待ちしています。With LOVE
ステファン・マーチンエアーへのファンメール
- 大きい紅葉の中にプーさんがポツンと座って蝶々とお話している所の絵、とても感動しました。
- 実物を目の前にしたときはもう、あ、私ここから動けない!と思いました色彩がとても素晴らしくて、見惚れるくらいの美しさで、こんな世界を絵で作れるのか!と感動しました 素敵な気持ちにさせてくれてありがとうございました。
私が展示会に行けずに二の足を踏んでいる理由
私がラッセンの展示会について調べ始めたのは数ヵ月前。その間も展示会はいくつか開催されていますが、ずっと二の足を踏み続けていました。その最もたる理由は、私が「展示会」というイベントに感じていた敷居の高さです。
しかし、私の意識を変えたのは、以下のアンケートの結果と回答に寄せられたコメントの内容でした。
Q1.好きなアーティストの絵画の展示会があったら行ってみたいと思いますか?ご自身の考えに最も近いものを選択してください。

アンケート結果からは、86%の回答者が「行きたい」と考えていることがわかりました。
以下は、「行ってみたいと思う」という回答とともに寄せられたコメントです。
- ネットで見るよりも、実際に自分の目で作品の雰囲気を感じる事でまた違ったインスピレーションを感じる事が出来るため。(大阪府・27歳・男性)
- なかなか絵画の展示会に行くことがないので、こうした機会に行ってみたいです。まして、好きなアーティストならなおさら作品を見てみたいです。(大阪府・48歳・女性)
- 図書館で借りてみる画集よりもやはり本物に触れたいためです。好きなアーティストの画展ポスターがあると行きたくなります。美術館の静かな雰囲気や併設のカフェが好きというのもあります。(東京都・32歳・女性)
展示会に対して、ポジティブな印象を持っている方が多いことがわかりました。また、他の方の価値観に触れることで知った、新たな展示会の魅力もあります。
「アーティストの作品は、やはり実物を見てこそだろう!」
アンケート結果と数々のコメントは、私にそう思わせてくれました。こうして私は決意を固め、ディズニーキャラの絵画が鑑賞できるアールビバンのラッセン展示会に行くことにしたのです。
ドリームアートワールド2018はディズニーファンなら行くっきゃない
上述したような経緯を経て、私はあるアールビアンの展示会へ参加することを決めました。それが全国で開催される「ドリームアートワールド2018」です。
目玉作品のひとつとされているのは、クリスチャン・ラッセン作の『ロマンティックサンセット』。ミッキーとミニーが寄り添い見つめるその先には、波打つ海が広がっています。見切れるように寝そべっているプルートもファンにはうれしい登場です。
ミッキーとミニーは後ろ姿での登場ですが、それだけにラッセン特有の波の色使いを存分に堪能できます。まさにディズニーとラッセンテイストのマリアージュ。実物でその「魔法」を体感したいと思わずにはいられません。
また、今回はラッセン単独の展示会ではなく、デビッド・ウィラードソンやガイ・ヴァシロビッチなど他のディズニー公認アーティストの作品も鑑賞できます。私にとってディズニーの絵画に触れるきっかけになったラッセンの作品はいつまでも特別であり続けると思いますが、他のアーティストの作品に触れて知見を広げるのも悪くありません。ホームページのサンプルを見る限り、同じ「ディズニー」を題材としながらもアーティストによってテイストが違うのです。
極めつけは、このようにディズニー公認アーティストの多数の作品が無料で鑑賞できるということ。展示会の入門としても最適かと思います。「ディズニーは好きだけど、絵画や展示会の知識はない」という方でも、気軽に足を運べるのではないでしょうか。
開催情報まとめ
「ドリームアートワールド2018」に関する情報をまとめます。参加に興味が湧いてきた方は確認してください。
開催場所・期間
神奈川会場
横浜ワールドポーターズ 6F イベントホールA
6/14~6/18
11:00~19:00(初日は14:00より開場・最終日は18:00に閉場)
沖縄会場
イオンモール沖縄ライカム 3F イオンホール
6/14~6/26
11:00~21:00(最終日は18:00に閉場)
埼玉会場
さいたまスーパーアリーナ TOIRO
6/15~6/18
10:30~19:00(初日は14:00に開場・最終日は18:00に閉場)
ピオニウォーク東松山 2F ピオニホール(ユニクロ隣り)
6/15~6/26
10:00~20:00(最終日は18:00に閉場)
島根県会場
くにびきメッセ 1F 多目的ホール
6/22~6/25
10:00~18:00(初日は14:00より開場)
愛媛会場
アイテムえひめ 1F 小展示場B
6/22~6/25
10:00~18:00(初日は14:00より開場)
京都会場
京都市勧業館 みやこめっせ B1F 特別展示場
6/22~6/25
10:00~18:00(初日は14:00より開場)
石川会場
石川県産業展示館 3号館(西面)
6/29~7/2
10:00~18:00(初日は14:00より開場)
北海道会場
サッポロファクトリーホール
7/6~7/9
10:30~19:00(初日は14:00より開場・最終日は18:00に閉場)
福井会場
福井県産業会館 2F 本館展示場
7/6~7/9
10:00~18:00(初日は14:00より開場)
予約方法
各展示会は無料ですが、参加するためには予約が必要です。予約はこちら(http://artvivant-dreamart.net/)の公式ホームページが窓口となっています。予約の申込フォームに必要情報を記入して送信してください。
まとめ
いかがでしょう。懇々とディズニーやラッセン、そして展示会の魅力について語ってまいりました。まだ展示会未参加の私が言うのもなんですが、「クリスチャン・ラッセン」「ディズニー」といったキーワードにピンとくるようであれば、ドリームアートワールド2018を存分に楽しめると思うんです。このイベントをきっかけに、他のアーティストやアート作品へと興味が移っていくかもしれませんね。
最後に強く伝えたいのは「みんな展示会に行こうよ!」ということ。貴重なアート作品に触れられる機会が無料で提供されているのですから、積極的に参加すべきではないでしょうか。ドリームアートワールド2018は全国に大規模展開されますので、お近くの会場でぜひ楽しんでください。
参考記事:アールビバンのラッセン原画展は評判良い悪い?ディズニーやアーティストとの関係