BIZREACH(ビズリーチ)が求人検索エンジン「スタンバイ」をリリース
FaceBook友達の方がつぶやいていたり、Googleニュースのキーワード指定配信の設定のお陰で、情報をキャッチするのが若干は早めだったのですが、何故か関心の輪に入っていなかった今回の出来事。私自身、少し心の余裕がなかったのでしょうか。今頃になって、スタンバイの誕生がイノベーティブな事なんだと気付き、急いで情報収集。。。メモのために書いておきます。
会員制求人情報などのインターネットサービスを取り扱うビズリーチは5月26日、求人検索型サービス「スタンバイ」を発表した。同サービスは求職者が無料で求人情報の検索ができるだけでなく、企業が求人広告を掲載する際も無料、また、一般的な求人サービスが実施している採用時の追加費用(成約手数料)についても無料で提供するとしている。
求人検索エンジンとは?
検索ボット(情報収集プロブラム)が、ネット上のリンクを辿るなどして求人情報を収集、差分チェックなどを行い、独自のアルゴリズムによるスコアリングを行い、ユーザーから求められる条件や検索ワードにマッチした求人案件を表示するというものをいう。
では全く同じなのか?
気になり調べたので、簡単にわかった範囲の違いを列挙してみる。
▼Indeedで表示される求人情報は?
・クロールで収集した情報
・企業が無料掲載(登録)した情報
▼スタンバイで表示される求人情報は?
・クロールで収集した情報
・企業が無料掲載(登録)した情報
・Bizreachの求人情報
Bizeachが「スタンバイ」を無償提供するメリットを考えてみた
スタンバイはIndeed同様に広告収入を見込んだビジネスモデルだが、広告以外にはメリットはないというのか?そんなことは無いはず。以下、両サイトを比較、違いを探しながら分かってきたことを列挙する。
・Yahoo!プロモーション広告のクリック課金で広告収入が見込める
・自社求人案件を織り交ぜて掲載可能になる
・非公開求人の掲載で主サイトへの会員登録を募れる
・個人・法人会員の個人情報を流用できるようになる(規約上)
・Yahoo!求人(Indival)への掲載協力が実現する(した)
・ダイレクトリクルーティング面での潜在顧客企業を把握できる
など。
Indeedと一体何が違うわけ?
Indeedについて超シンプルに
- 個別受注「広告枠」を配置。クリック課金モデルで展開。
- 検索結果(右枠)にGoogleAdWordsの検索連動型広告を配置。
- その他
スタンバイについて超シンプルに
- 検索結果(上・右枠)にYahoo!プロモーション広告の検索連動型広告を配置。
- 「非公開」の案件はBizreachの求人案件※要・会員登録
- その他
スタンバイの強み?
企業側にとってを推理
- ロゴマーク等を含め、デザイン性の高いページを生成(掲載)可能。
- 求人の掲載数無制限
- 求職者情報の管理
などなど、通常の求人サイトに備わっている必須機能を
▼どうしてはじめたのか
個人情報獲得経路の拡大
https://jp.stanby.com/privacypolicy
→「2. 個人情報保護管理者について」に注目をみると。。。
これは企業として当然のこと。なんと革新的な発想!!カッコイイ躍進の仕方ですね。すき。
Yahoo!求人(Indival)のヘッダーがスタンバイに!!!!
どうしてYahoo!はIndeedでなくスタンバイを選んだのか?
<私見>
Yahoo!求人(Indival)=リクルート×Yahoo!JAPAN ※最近は他の会社もいる
Indeedとスタンバイは、求人情報の取得と掲載の手法にこそ違いはあれども、双方が「検索エンジン」を謳っており掲載企業側と申込人材側には費用負担をさせていない。ともなると、収益モデルは完全に「広告」となるため、ヤフーが絡むには広告面での収益で分前がないことになジョイントしても何のメリットもない。
今回の決定は、恐らくGoogleAdWordsを掲載しているIndeedは米国側の意向もあるはずなので、いくら太い流入経路を確保するためとはいえ、日本側の広告のみをいたずらにYahoo!プロモーション広告に切り替えるということは出来ないという大人の事情がありそう。
検索分野でGoogleの検索エンジンを利用しているヤフー。
かつての Yahoo! Search Technology (YST)を復活させれば別だか、現段階で、Googleとの関係悪化を招くことは、検索連動型広告で莫大な収益を得ているヤフーにとっては得策とは言えないであろう。
こういったことから、今回、ヤフーがビズリーチの「スタンバイ」をYahoo!求人(Indival)に掲載したということは、ある意味で、自然な流れなのかもしれない。
まとめ
個人的には非常に楽しみ。今後、Indeed を超える存在として定着する感じが見える。アプリもあるようなのでダウンローとして使ってみようと思う。