北秋川でヤマメ釣行!2016解禁から2回目の放流を戸倉で楽しんで来た

北秋川に位置する渓流「戸倉エリア」

秋川第二回目の放流対象 『北秋川:戸倉支部』 のエリアに入渓

2016年3月13日(土曜日)、『天候:薄曇り/水温:7度』の戸倉~落合橋エリアにて、テンカラによるヤマメ釣行を実施。前夜、落合橋手前の無料駐車エリアに入り、車中泊にて気合い十分で一番乗り。早朝4時頃より、車が増え始め、夜明け前(午前5時)には駐車場が満車になる勢い。釣り人口が減少する中、時代に逆行する筆者(30代前半)は、非常に貴重な存在なのかもしれない(笑)。

それはそうと、今回の放流は以下の支部が対象であるが、ホームページを見ても漁協が配布しているマップを観ても、明確な放流場所は記載されていない。探すところからが釣りなのか!?これだから人口が減る。。。

秋川漁業協同組合発表の2016年3月13日の放流対象支部

3月 13日(日) 2回目放流・檜原・小宮・戸倉支部・放流時間・午前8時~9時頃

  • 檜原支部・放流場所・上日向橋上下 1ヶ所
  • 小宮支部・放流場所・落合橋上流  1ヶ所
  • 戸倉支部・放流場所・山渓前    1ヶ所

リソース元: 秋川漁業協同組合

ヤマメが釣れれば何でもいい。ということで、筆者は、群衆とは違うエリア、戸倉キャンプ場の橋を渡って左に曲がった場所にある、民営の駐車場(捌き場完備で1,000円)を利用し、畑を通り抜けたポイントから落合橋方面へ釣り上がるルートを選択した。

北秋川は水が綺麗!まさに清流 『秋川渓谷』 での釣りは景色も楽しい

釣り始め、おおきなカーブに差し掛かる手前より、流れが緩やかなプールが広がる。岩の下あたりにヤマメがいてもおかしくなさそうだが、偏光サングラスを装着しても、全く魚影がないので若干不安を感る筆者。ヤマメから姿を隠すような岩は無く、ひたすら、水面に対し斜めな感じで少しでも魚から見えないように…気遣う。

今回は、新しいウェーダーにブーツを履き、万全の防水態勢で臨んだ。

北秋川は、水が透き通っているせいか、水面から底までの距離感がいまいち分かりづらい。そのため、気付くと胸の高さまで水面が迫っているということも多いのだ。

釣行に夢中でも岩の落差や倒木などには十分に注意

北秋川の中でも、戸倉エリアは起伏の緩やかな地形で、川の流れも緩やかなのが特徴。軽い登山経験や、日頃から身体を動かしている中高年の方なら、防水対策をしてさえいれば十分に魚と渡り合える場所である。そんな戸倉エリアでのヤマメ釣行で注意したいのが、岩の落差と倒木である。

ちなみに筆者が入渓した、2016年3月13日は、恐らく秋川漁業協同組合の方なのか、解禁前に訪れた際に発見した数々の倒木や木の枝などは、ほとんど見当たらなかったが、さすがに写真の奥に写っているような大きな倒木は片づけられない。しかし、このような風景は、渓谷で釣りをする者たちにとって楽しみのひとつ。

秋川での釣りに限らず、渓谷のような場所で渓流釣りを楽しむ際には、滑らない靴や帽子、手袋や応急処置キットなどは他人への迷惑を考え、釣り場に出かける前に持ち物に入れたかを確認しましょう。

さぁ!話の本流 『北秋川ヤマメ釣行レポート』 に戻りましょう。

ここで、写真と文章を読んでくださった方々へ、途中経過を報告します。下のマップにもあるエリアまで、(毛鉤)を振り回しても、何の反応も無し!後で、相模原から来たという大先輩からキャッチした情報では、解禁直後はヤマメ自体が養殖場から連れてこられ、放されたばかりなので一か所に固まる傾向にあるとのこと。

つまり、見渡す限りヤマメがゼロの、最高の景色は確かにヤマメがそこにいないという事実そのものだったのだ。無知な筆者は…格好ばかりキマッテいる筆者は…そもそも魚がいるはずのないエリアを漁っていたのだ。

そして、ここから、筆者の禁断の快進撃が始まる。

 

上のマップが今回のエリア。

 

戸倉キャンプ場の方向へ移動するとベテラン勢が30~40匹の釣果

地図にもある大きなA角のカーブを越え、戸倉キャンプ場近辺には 『餌釣り』 のベテラン勢が複数。プレッシャーたっぷりのポイントでは、仕掛けを投入するたびにヤマメが掛るという入れ食い状態。しかし、筆者は無心にテンカラを振りまくる。スイング!そして、スイング!駄目だ。。。全く反応が無い。目の前には魚影が複数。

そう、解禁直後のヤマメは、養殖場から出てきたばかりの魚。筆者のように初心者が振るテンカラの毛鉤には全く反応しない。(大先輩談) そこで、坊主逃れで用意していたニジマス釣りの仕掛けセットを、お気に入りのアブガルシアのショルダーバッグから、徐に取り出す。

それを観ていた周囲の視線は完全に無視。無我夢中でテンカラ竿に、短くしたニジマス釣りの仕掛けをつけ、更に隠し持っていた『ブドウ虫』を冬眠から起す!隣のご老中の竹かごには30~40匹のヤマメ。こちらは釣果ゼロ。残された釣行可能時間は残り1時間程度。手段を選んでいる場合ではない。

こんにちは!筆者です。

秋川解禁のために準備してきた、タックル(後ろに見えるのは最近購入したルアーフィッシング用ロッド)や衣服。この3月という時期のために、どれだけのYouTubeビデオや書籍、地元での聞き取り調査を重ねてきたことか!!誰とも競っていない。自分との戦いなんだ。マジか。

※. 秋川で釣りをしていて見かけたら声を掛けてあげてください。

テンカラ竿に鱒の仕掛けで釣ったヤマメ7匹

今回の釣果は、元気なヤマメ7匹でフィニッシュ!

解禁直後は、浅瀬の岩場に身を潜めているようで、普段なら狙いまくっている流れが速い中のYパターンや、カーブで流れが緩んでいるプール状のポイントだが、今回は筆者の学んだことが全く通用しなかった。しかし、これから4・5・6月ともなれば、野生と化したヤマメが毛鉤に反応をする時期に入るのでチャンスはありそう。

『マッチ・ザ・ハッチ』で、ベイトとなる虫が成長してくる季節の到来を待ちながら、次の週末も解禁後3回目の放流があるので『ブドウ虫』片手に新しく学んだ釣りのセオリーに従った柔軟な釣行で、着実にヤマメとのやり取りを楽しみたい。

北秋川の恵み『ヤマメ』に感謝を込めて食す

釣った魚は、その日のうちに食べるのがポリシー。

食べきれないほど釣って、結局、食べることができないというのはご法度!!すべてのものに命がある。そんなことを子供に教えながら、筆者の釣りライフは、今後も充実していくのであった。

(やっぱり、塩焼きが一番ですね!)

こころなしか、テンカラでなく、餌に逃げた筆者を怒っているような表情。いや~ヤマメはかっこいい!サクラマスの噂も聞いているので、時期が来たら、教わったエリアに行ってみようと思います。

さあ、今週も仕事がんばるぞ~~♪